佐々木常夫さんってご存知ですか?
自閉症のお子さんを持ち、うつ病の奥様を抱える環境の中、
「仕事も家事も両立させるにはどうすればいいのか」
ということを徹底的に追求した第一人者と言ってもいいかもしれません。
佐々木常夫の本を最初読んだとき、ひたすらに前向きな考え方、そして仕事の効率化に妥協しない姿に、身震いすら感じました。
佐々木さんは「仕事を効率化させ、家事育児をする時間を作る」ことに全注力してきた方です。
その生き方から「お金の回り方」も学べるのではないかな?と思います!
佐々木常夫さんは本の中でお金のことはほとんど書いていない
佐々木さんが一番読者に訴えたいことは
「残業が当たり前という固定概念を覆し、仕事の効率化を徹底的に図る」
おそらくこれなんですね。お金のことに触れているところはほとんどなかったと思います。
そしてご本人も、本を執筆されているときに「お金」のことは、そんなに考えてなかったのでは?と思います(多分)
本を執筆されているときは課長だった
私が読んだ本は、佐々木さんが課長をされているときの執筆です。
部下10人程度だったかな?
家事と育児の時間を作るため、残業が当たり前だった環境を徹底的に変えるため、
部下一人一人の仕事を把握し「重要度の高い仕事とそうでもない仕事に分けて」
仕事のやり方を根本から変えていったとのこと。
「サービス残業を嫌々やってる人」を筆頭に、
自営業、会社員、主婦に至るまで、すべての人の「必読書」だと思っているくらいです。
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本を読んで何年か経ち、佐々木さんは取締役になっていた。
本当に「数年」の出来事だったと思います。
「家事育児と仕事を両立しなくてはならない環境の人のために、自分が今取り組んでいる仕事の効率化の方法を本にした」
このことから、講演の依頼が多くなったそうで、そして取締役へ。
本を書いているとき、そして課長として、仕事の効率化に全精力を注いでいたときには、
「自分は講演をしてカネを稼いだり、取締役になるんだ」という「横道、下心??」は、
ほぼなかっただろうな。と、本を読めばわかります。
お金も名誉も手に入れることは、無心に今を生きることなのかもしれない。
「名誉が手に入れば、ああ、お金なんていくらでもついてくるんや」
by 白い巨塔 財前又一さんのセリフ
全くもってその通りだと思いませんか?
全国に自分のことを知らない人はいないけれど、究極に貧乏です。という人は、
「貧乏を売りにしてる大家族」などを除き、普通はいないはずです。
佐々木さんの生き方は「家庭も仕事も諦めない」という無心な頑張りが、
自分でも意図しないうちに、お金も入ってくるようになった。という典型例だと思います。
まとめ
何かの「技術」を持った人は強いです。
「残業しない仕事のやり方」は日本人にとっては永遠のテーマだと思います。
そして、その「技術」というものは、資格を取ったり。という方法もあるけれど、
今を、自分を、家族を、周りの人を幸せにするため
の「技術」が一番強いのかな~。なんて思ったりします(#^^#)